- 第3回
日本ロービジョン学会研修会
平成26年11月3日(月・祝)
第15回日本ロービジョン学会学術総会を2014年11月1日(土)・2日(日)の両日にわたり、埼玉県にて開催させていただくことになりました。
私自身がロービジョンケアに携わるようになってから13年が経過いたしました。ケアを受けた患者からは多くの満足の声が聞かれる半面、「もっと早くケアを受けたかった」「どうして今まで知らせてもらえなかったのか」という切実な訴えも沢山聞いてまいりました。ロービジョンケアに対する眼科医の関心の差、または地域格差などの問題によりケアを受けられていない患者がまだまだ多勢いるであろうこの現状を少しでも改善したい!という思いから、今回の学術総会では「広げよう!ロービジョンケアの輪」をテーマとして掲げました。
学会会員はもちろんのこと非会員の方々、一人でも多くの方にご参加いただき、今回の学術総会を通じて見解や連携を深め、各々の現場に戻ったのちにロービジョンケアの輪がさらに広がるような会にしたいと準備を進めてまいりました。
プログラムは、特別講演・教育講演・二つのシンポジウム・パネルディスカッション・特別企画として、医療・教育・福祉、それぞれの分野で活動されている方々から問題提供をしていただき、活発なディスカッションが繰り広げられるような内容で構成いたしました。また、おかげさまで学術発表として63題と多数の演題が集まりました。構成上、一般口演を希望されておりました方のうち、半数以上の方にポスター発表への切り替えをお願いしなければならなかった事をこの場をお借りしてお詫びさせていただくと同時に、ご協力いただきました事に対し、厚く御礼申し上げます。
事前登録の段階で参加者582名(会員205名・非会員306名・学生71名)と多数の申し込みをいただきました。今回の学術総会を機に会員になった方も沢山いらっしゃるとのことで、既に、盛会になること間違いなし!の予感がいたします。
獨協医科大学越谷病院眼科スタッフ一同が「おもてなし」の気持ちで皆様をお迎えいたします。大勢の方の御来場をお待ちしております。
11月、埼玉から、ロービジョンケアの輪が広がりますように!